勝つ投資の基礎知識!ビットコインの価格推移と変動

2019年に金融庁が公表した「老後2000万円問題」をきっかけに投資について調べ始めたという方も多いのではないでしょうか。株式やFX、不動産投資など、投資にも様々なタイプがありますが、その中でも比較的新しい投資対象として注目されているのが、ビットコインをはじめとした仮想通貨です。投資を学び始めた方にとっては、仮想通貨は仕組みが非常にわかりづらく、難しいものだという印象があるかもしれません。そこで、今回はビットコインの誕生から、これまでの経緯、そして現在までの価格の推移等について簡単にご紹介したいと思います。

ビットコインは、2008年10月、サトシナカモトという人物がインターネット上に現在の仮想通貨に関する論文『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』_x000B_(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)を公開したことがきっかけで誕生しました。この論文で、従来の国や中央銀行などの管理者が通貨を発行して管理するシステムではなく、Peer to Peerという全く新しい仕組みで管理するという仕組みが説明されていました。多くの研究者や開発者がこの論文に非常に強い感銘を受け、論文が公開されてからわずか3か月後、翌年2009年1月にはビットコインが誕生し、そしてさらに同年の5月には価値の交換、両替が可能な取引所(ザ・ビットコインマーケット)が設立されました。

そしてこの時、あるエンジニアが、「誰かビットコイン1万枚とピザを交換しない?」と呼びかけ、それを見て面白いと思ったプログラマーが、ピザ屋に注文して1万ビットと交換しました。これが、ビットコイン史上初の商取引と言われています。 その後のビットコインの推移としては、 2011年2月 市場価格が初めて$1USドルを上回る 2013年3月 ユーロ圏のキプロス金融危機で価格が¥4,736まで跳ね上がる。 2013年10月 中国Baidu(バイドゥ)がビットコインを導入し、BTC価格がさらに跳ね上がる。$1,200USドル 2013年12月 日本のテレビ(NHK)が初めてビットコイン特集をテレビで放送。

_x000B_2014年2月 Mt.Gox(マウントゴックス)交換所が経営破たん 同年、Ethereumプロジェクト開始。(2017年7月リリース) 2014年6月 国内初のビットコインATMが設置される。 BTC ¥60,932 2014年7月 アメリカDellが国内BTC決済を始める。ペイパルもBTC決済対応。 同年、日本国内でも複数の仮想通貨取引所(bit Flyer、Zaif、QUOINEX等)が開設される。 この頃からビットコイン以外の様々なアルトコインが生まれる。 2015年~Bitstampや、Bitfinexなどがハッキング被害にあう 2016年 仮想通貨市場は徐々に盛り上がりを見せる  2017年4月 日本では初めて仮想通貨に対する取り扱いを定めた法律 「改正資金決済法」が施行される。 2017年12月 ビットコインが史上最高価格の2,350,517円をつける。 2018年 1月 中国政府が仮想通貨取引全面禁止を示唆して、BTC価格が暴落。

コインチェック、ネム580億円流出。 2020年8月 米株式市場NASDAQに仮想通貨取引所が初上場へ 日本では、2014年にbitFlyer、Zaif、QUOINEX等の仮想通貨取引所が設立されたことで、仮想通貨が注目され始め、ビットコイン以外の仮想通貨については、2017年頃よりその数を増やしはじめて今に至ります(アルトコインと呼ばれる) 以上がビットコイ誕生から現在までの簡単な流れとなります。 続いて、価格推移はどうだったか?を見ていきましょう。

2009年1月に誕生したビットコインは、同年5月、ピザ2枚と交換されます。当時の価値で25ドル相当分が、1万ビットコインと交換されました。これを単純に割り算して計算すると、1BTCは0.0025ドルだったということになります。そしてビットコインは、1年後の2011年3月には0.9ドル、さらに翌年3月には4.9ドルとその価格を推移させ、2013年の12月にはついに1000ドルを超えます。さらに2014年3月には608.7ドル、2017年には再び1000ドルを超え、2017年年末には、一時1万9000ドルを超えています。そして2018年には再び3000ドル台へと下落した後、2020年8月現在では11,800ドルまで値を戻しています。 ビットコインはこのように、0.0025ドルから11,800ドルまで他の金融資産ではあり得ないような天文学的な数値の価値上昇スピードで推移しています。

現在、仮想通貨には様々なユーティリティーを持つアルトコインも存在しますが、デジタルゴールドと呼ばれるビットコインは、仮想通貨の中でも最も流動性が高く、さらに発行枚数が4年に1度半減していく事から、今後もさらに強いパフォーマンスを見せる通貨として大きく期待されています。 現在1ビットコインはすでに約120万円程度(2020年8月時点)ですが、将来1ビットコインは気軽に買うことが出来なくなる程価格を上昇させると多くの投資家達は予想しており、今後仮想通貨、ブロックチェーン技術の社会実装が進むにつれ想定される大きな仮想通貨ブームが来る前に、最低でも今から1ビットコインを長期で保有しておくことは、先々の大きな資産構築へと繋がる魅力ある投資対象資産だと大きな期待が寄せられています。 ビットコインの価格推移チャートを載せる (2009年~2020年)